大阪市内、近くには大きな公園があり、子どもたちの声が聞こえてくる地域の一画にあるビル。そのビルの２階を改装して、新たに診療所を開業されるとのお話でした。

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　本件は、施工者様とお施主様で間取り・設備・建具まで決められていた段階からのご依頼で、空間を整えるための内装提案をおこないました。

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　診療所のコンセプトは「気軽に相談できる、地域に根ざした小児科クリニック」。

　院長は、長年、大学病院で未熟児や新生児の診療に携わってこられたことから、主に乳幼児の診療を想定した空間として提案しました。

　親子ともに安心でき、緊張感を与えないよう、淡く柔らかい色を中心に選定。各室が受付スペースを中心に周遊する間取りであったため、部屋を識別しやすくする意図も含めて、壁には複数色を配しました。ただし、小児科ということもあり、今後カラフルな小物や掲示物などが置かれていくことを想定して、使用する色は限定し白を基調にシンプルにとどめました。

　また、衛生面が重要視される場所であることから、清掃しやすく、消臭・防汚・耐薬品・抗菌などの性能が高いものを中心に素材を選定しました。​